■ こんな症状のある方
■ こんなお悩みのある方
■ こんな人生に変えませんか?
心理カウンセリングには2種類あることをご存じですか?
その種類とは、カウンセリング手法の分類のことではありません。
もっと本質的な部分、カウンセリングの特徴、あるいは、目的といった方がいいかもしれません。
その2種類のカウンセリングとは、次のとおりです。
【問題を解決しない(する必要がない)心理カウンセリング】
【問題を解決するための心理カウンセリング】
問題を解決しない心理カウンセリングと聞くと
『問題を解決しない心理カウンセリングなんかあるの?』
『問題を解決しないんなら意味ないじゃないの』
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
たとえばアメリカのテレビドラマなどで、離婚した女性が心理カウンセラーのもとを訪れるようなシーンをご覧になったことはないでしょうか。
このようなカウンセリングでは、相談者が離婚した事実はどうにもなりません(する必要もありません)し、親権を争っているとか、訴訟沙汰になっているといった問題があっても、それは弁護士の仕事であって、カウンセラーがそれについて何らかのアドバイスを与えたり、手助けしたりすることはありません。
心理カウンセラーとしては、相談者の不安や不満、愚痴、あるいは悩み事など、思いのたけをじっくりと聞いてやることで、心の負担を軽減したり、落ち着かせたり、癒しを与えたりして、相談者が自分でしっかりと現実の問題に向き合えるように力づけるカウンセリングをおこなうだけです。
ですから、このようなカウンセリングは心理療法と言うよりも、やはり心理カウンセリングと言ったほうがいいでしょう。
日本的に、【お悩み相談】と言えば、もっとピッタリくるかもしれません。
そしてもちろん、カウンセリングを受ける側もカウンセラーに対して、それ以上の専門的な問題解決のアドバイスなどは、まったく望んでいません。
これが【問題を解決しないカウンセリング】です。
もうひとつ、もっと日本的なものを挙げると、嫁姑問題などは典型的な例です。
嫁姑の関係も家族構成も、外部の人間がどうこうできる問題ではありませんね。
嫁姑問題で、家庭環境も相手の態度も変えることが出来ないとなれば、残された手段はひとつ。
そう。
『自分の心の持ちようを変えること』だけですね。
この場合の心理カウンセリングも相談者の心の負担は軽減されるかも知れませんが、現実問題自体はなにも解決できるわけではありません。
もちろん、相談者の心理状態が改善して家庭内での態度が変わることで、徐々に嫁姑の関係が良くなるという場合もありますが、これはカウンセラーが意図して導いた結果ではなくて、あくまでも偶然の産物です。
このように現実問題は扱わず、ただ相談者の心の問題だけを対象とするカウンセリングが、私の言う『問題を解決しない(する必要がない)カウンセリング』なのです。
問題を解決するためのカウンセリング
それでは、もう一方の『問題を解決するためのカウンセリング』というのは、どういう問題に対応するものなのでしょうか。
例えば、次のようなケースが挙げられます。
・対人恐怖症、視線恐怖症でまともな人間関係が築けない
・各種の依存症、神経症で仕事や日常生活が困難
・うつで気分が落ち込み、体調まですぐれない
・極度の潔癖症で自分の部屋から出られなくなった
・自分の感情を押さえることができず暴力をふるってしまう
(子供を虐待する親や一部の体罰教師や問題児など)
・不登校、ひきこもり、ニート ・摂食障害(拒食症、過食症)
などなど。
これらのようなケースでは、ほとんどの相談者やその家族が、
『通常の社会生活が送れない』
『日常生活に大きな差し障りがある』
『家族や周りの人間に迷惑をかけている』
『健康を害してしまっている』
という現実的な問題を解決してもらいたくて 心理カウンセリングを受けに来られるのです。
当然、カウンセラーとしては問題を解決するだけの心理療法というにふさわしい、実践的な臨床カウンセリングを行う必要があります。
また、それだけにとどまらず、当人が生活を改善できるだけの具体的なアドバイスも提供しなければなりません。
これは『問題を解決しないカウンセリング』で一般的に用いられている、話を聞くだけの傾聴カウンセリングでは対応することはできません。
なぜならば、これらのほとんどのケースでは問題の原因が、傾聴カウンセリングで解決できるような心の浅い部分にはないからです。
それでは、上に挙げたような日常生活に支障をきたす深刻な問題の原因が一体どこにあるのでしょうか。
ひとつは 【心の深奥にある潜在意識の中】、そしてもうひとつは 【親兄弟、あるいは、学校や職場といった周りの環境】にあるのです。
ですから、現実問題を解決するためのカウンセリングには、そのような複雑な原因が絡んでいる状況を把握し、それを解けるだけの専門的、かつ、多様な心理療法、臨床心理カウンセリングの手法が必要なのです。
私はそのような手法を総称して【問題を解決するためのカウンセリング】と呼んでいます。
それでは【問題を解決しないカウンセリング】は何の役にも立たないのか?というと、そうではありません。
【問題を解決しないカウンセリング】というのは、言うなれば、心のサプリメントみたいなもの。
病気を治すことはできないけれど、毎日の生活を健やかに、活き活きとおくれるように手助けしてくれます。
それに対して、【問題を解決するためのカウンセリング】は、まさに『心理療法』であって、病気を治す薬のようなものです。
相談者の症状や度合いに応じて適切な療法を用いて対処すれば元の健全な生活を取り戻すことができます。
プロの心理カウンセラーであれば、この2つの違いをよく認識してそれぞれのケースに応じたカウンセリング手法を使い分けなければならないのですが、残念ながら心理カウンセリングの歴史の浅い日本では、その違いがあまり理解されていません。
そのため、いつまでもだらだらと傾聴カウンセリングを行なって、早期に適切な対処をしておけば治るものまで治らなくさせてしまっているケースもあります。
私は30年にわたり不登校や引きこもりの子供を専門に心理カウンセリングを行なってきましたが、特にこの分野ではその傾向がひどいものです。
将来あるお子さんが、どうにもならないほど精神を悪化させられてしまった、という例をいくつも見てきました。
そんな悲劇をこれ以上くり返さないためにもハッキリと言っておきたいと思います。
日常生活に差し障りのある症状や問題は、『問題を解決するためのカウンセリング』でなければ治すことはできません。
当人の心だけでなく、行動や習慣、生活まで改善するための心理カウンセリングでは、精神分析、催眠療法、認知行動療法といった積極的に心理療法を施すカウンセリングが必要です。
【こころの臨床カウンセリング】では、これらにプラスして
・前世療法
といった手法も用いています。
詳しくは、それぞれのページをご参照ください。
精神分析と催眠療法では、相談者やその周りの人物の深層心理にある問題を探りだしたり、解消したりすることができます。
そして、心の深奥にある問題まで改善できたら、今度は認知行動療法で現実問題を克服すべく、相談者を導いていきます。
これが【問題を解決するためのカウンセリング】になりますが、とくに現実的な問題を解決する段階においては、相談者本人やご家族の方に対して、具体的な行動アドバイスを積極的に行なっていきます。
このような【問題を解決するためのカウンセリング】、すなわち心理療法と呼べるだけの臨床カウンセリングはまだまだ日本でも少数派ですが、ご自身のお悩みが日常生活に差し障りのあるようなものである方は、手遅れになる前にぜひ一度ご相談ください。
傾聴カウンセリングでは効果の得られない一例を 挙げておくと、
・うつ
・摂食障害
・対人恐怖症、線恐怖症
・自傷行為
・極度の潔癖症
・各種の依存症
・DV、家庭内暴力(夫婦間、親子間共)
・ストーカー行為
・不登校、引きこもり
などです。
カウンセリングは完全予約制となっております。
ご希望の方は、下記【こころの臨床カウンセリング】までお気軽にご連絡ください。